WEB問診システムの選び方・導入メリットを各メーカー担当者に取材

クリニック開業の準備では、電子カルテの他に、それに紐づくITシステムを比較・検討する方も多いはずです。
本記事では、開業準備中に比較・検討されるITシステムのひとつ、WEB問診システムにフォーカス。

医師は、選定する際にどのような点に注目すればいいか、そして具体的にどのようなWEB問診システムがあるのかを解説するため、WEB問診システムを提供する3社に取材しました。

協力してくださったのは、
「WEB問診SymView」を提供する、株式会社メディアコンテンツファクトリーの谷口愛さん、
「メルプWEB問診」を提供する、株式会社flixyの吉永和貴さん、
そして「ユビーAI問診」を開発するUbie株式会社の阿部吉倫さんです。

WEB問診システムについての知識を増やし、導入検討の判断材料としてご活用いただければ幸いです。

Q. WEB問診システム導入のメリットを教えてください

谷口さん
(SymView)
導入のメリットはいくつかあります。

来院前に問診を入力しておくと、医療機関側は業務効率の改善になったり、診察効率の向上が期待できたりしますね。

患者さん側でも、待ち時間が短縮できたり、他の患者さんとの接触を軽減できたりします。

問診に「興味のある治療・検査」についての質問を加えておくと、患者さんの潜在的なニーズへのアプローチもできるので、マーケティングにも役立てられます。

問診の内容を見て、その医師が専門ではない症状の患者さんだとわかれば、スムーズに他院を紹介できるようにもなります。

電話診療・オンライン診療でも、症状の詳細な情報収集だけでなく、重症の方には早急な来院や専門病院の紹介も可能になります。迅速かつ適切な診療につながるんじゃないでしょうか。

吉永さん
(メルプ)
患者さんの診察前の待ち時間が減るので、患者満足度の向上につながります。

実際、「メルプWEB問診」を導入した医院のGoogle Mapの口コミには、問診についてのポジティブな意見を書いてくれた患者さんもいました。

その他のメリットは、感染症の対策につながる点です。

紙の問診票を使うと、院内で問診票を手渡しし、ボールペンやボードは使い回します。

WEB問診では「手渡し」や物品の「使い回し」の機会がなくなるため、感染リスクの削減につながります。

阿部さん
(ユビー)
多数ありますが、とくに業務効率化院内滞在時間の削減が期待できます。

現在、「ユビーAI問診」は、全国1,200以上の医療機関で利用いただいていますが、

「外来問診にかかる時間を3分の1に削減できた」
「診察可能数が1.5倍になった」
「毎日の勤務時間を2時間削減できた」

といった事例が出ています。

滞在時間削減の観点では、通常の受付後での活用に加えて「来院前問診」機能を活用すると、スマートフォンなどを通して、院外から事前に問診を実施できます。

滞在時間が減り、感染対策としても患者さんへの安心感を与えられます。

また、来院前に問診情報を確認できる点は、感染症対策の事前トリアージとしても非常に有用で、患者さんはもちろんスタッフの方々を守れます。

Q. WEB問診システム導入の課題点・デメリットを教えてください

谷口さん
(SymView)
WEB問診システムは、スマホやタブレットを使って記入する必要があるので、高齢者が多い地域・診療科目だと利用率が上がりにくい場合があります。

訪れる患者さんの年齢層などを見ながら、導入を検討してみるといいかもしれません。

吉永さん
(メルプ)
たしかに、ご高齢の方やWEBでの操作に不慣れな方が多いクリニックの場合は利用が難しく、スタッフによる代行入力をすることもあるようです。

導入したばかりの頃は代行入力をする人手が必要ですが、2~3ヶ月サポートすれば、70代まででしたらご高齢の方でも1人で記入できる場合が多いです。

患者さんの慣れなども見ながら、デメリットに対処していく必要があります。

阿部さん
(ユビー)
やはり、スマートフォンやタブレット端末を使用するため、ご高齢の方には使用する前から「難しい」と思われてしまうこともあります。

先ほど吉永さまがおっしゃったように、利用していただくと、ご高齢の方でも特にサポートすることもなく入力できるようになると思います。

実際に、高齢者が患者の大半を占めるクリニックでもご活用いただいています。

回答に迷った方には「悩んだらこの項目を選んでください」など、スタッフが事前にお声掛けすると、問診をスムーズに進められるはずです。

Q. WEB問診システムの選び方:問診システムの選定で見るべきポイントとは?

谷口さん
(SymView)
サポートの手厚さと迅速さが重要だと思います。

というのも、問診システムは日々の診療で欠かせないものです。忙しい診療の中で、導入時のセットアップや問診内容のカスタマイズをすべて医療機関で行うのは難しいと思います。

訪問でのサポートやレクチャー、チャットなどを使った迅速な対応をしてくれるかどうかチェックすることをおすすめします。

また、問診内容をゼロから作成するのは時間がかかります。

事前に問診のフォーマットがあるかどうか、そして、自分が聞きたい項目をカスタマイズできるのかを確認してみてください。

忙しい医師が手間なく運用できるWEB問診システムだと、ストレスなく、長く使えるのではないでしょうか。

吉永さん
(メルプ)
1つは、オプションも含めた価格です。

表面的な安さだけで選ぶと、オプションで費用が増える可能性があります。

事前に、必要な機能・サポート内容をすべて伝え、見積もりを出してもらうといいでしょう。全体の料金を把握し、比較・検討してから契約に進んでください。

もうひとつは、問診カスタマイズがどの程度できるかの確認です。使い始めてからの問診内容修正の容易さも大きなポイントだと思います。

設定方法や運用方法など、事前のデモ体験で確認したり、メーカーの担当者に詳細を聞いたりしてみてください。

阿部さん
(ユビー)
機能や費用面はもちろんですが、導入に関するスタッフへの説明などのサポートも、検討ポイントの1つとして挙げられると思います。

WEB問診システムに限らず新しいシステムや仕組みの導入で院内オペレーションが変更になると、現場スタッフからの反発や質問への対応が出て、結果として徹底できずに中途半端になることがありますから。

【メーカー担当者が解説】「WEB問診SymView」「メルプWEB問診」「ユビーAI問診」それぞれの特徴

WEB問診システムそのものの導入メリットや選び方がわかったところで、具体的なサービスの特徴を各担当者に解説してもらいます。

WEB問診SymView:カルテや予約システムとの連携も◎。サポート面も安心

Q. 「WEB問診SymView」のポイントを3つ教えてください

・電子カルテ、予約システム各社と正式な連携調整を実施
・すぐに使える各診療科目の共通問診をご用意。各種スコアテストにも対応。(オリジナル問診作成も可)
・充実のサポート体制。レクチャー訪問、チャットサポートによる迅速なレスポンス

谷口さん
(SymView)
「WEB問診SymView」は、電子カルテや予約システムとの連携で業務効率向上を目指しています。問診に詳細な質問を設ければ、予備問診の手間も軽減できます。

2020年度には、WEB問診として初の「グッドデザイン賞」を受賞しました。
谷口さん
(SymView)
とくに、「医療資格をもったスタッフには(問診以外の)より専門的な業務に従事してほしい」とお考えの医師におすすめです。

また、

・事前に問診を実施して患者さんの待ち時間を短くしたい
・診察時に緊張して医師に伝えたいことを伝えきれないと感じる患者さんを減らしたい

など、患者さんの負担軽減、患者さんに寄り添った診療をしたい医師にも有効なサービスだと思います。

あわせて弊社では、「導入がスタート」だととらえ、ユーザ様のサポートを大切にしているのも大きな特徴です。

SymView導入前には、営業担当がクリニックへお伺いし、使い方や患者様へのご案内方法をレクチャーしています。

導入後も営業担当はもちろん、専門のサポートチームがチャットを通して日々の運用をサポートしており、診療でお忙しい中でも先生方が手間なくお使いいただけるよう努めています。

Q. 料金を教えてください

谷口さん
(SymView)
基本的には、税抜きで初期費用が27万円、月額費用が1万2,000円となっています。

ただ、電子カルテや予約システムとの連携費用が別途かかる場合があります。具体的な費用は、各メーカ様に直接お問い合わせいただければと思います。

Q. 利用者からはどのような意見・感想がありますか?

谷口さん
(SymView)
医師からは、「紙問診の手入力や看護師の予備問診に時間がとられることなく、診察がスムーズになり、待ち時間が短縮できた」との声や、

患者本人が症状を伝えられない小児科の場合「付き添いが誰であろうと詳細な問診がとれ、診断に必要な情報が集められるので助かる」との感想をいただきました。

スコアテストについても、「WEB問診SymView」では自動計算されるので「作業が非常に楽になった」と好評です。

また、スタッフの教育にも役立っているという声もありました。

問診内容を自院に合わせてカスタマイズすることで問診がフォーマット化され、経験の少ないスタッフでも問診業務がしやすくなったようです。


患者さんからは、

「子供を何人も連れて紙問診を書くのは大変だったが、スマホで空き時間に記入しておけるので楽」「紙を書くのは面倒だが、スマホで選択するだけなので記入しやすい」

との感想をもらいました。

また、いざ診察室に入ると緊張して聞き忘れてしまう、伝えたかった症状や出来事を言い忘れるといったことの防止にもつながったと聞いています。

「WEB問診SymView」の機能(一部抜粋)

参考として、以下に「WEB問診SymView」の機能を掲載します。内容や詳細については、「WEB問診SymView」公式サイトにお問い合わせをしてみてください。

機能名概要
トリアージ用のラベル機能患者が回答した問診内容から、自動で患者にラベ
ルを付けます。これにより、重症度の把握や感染
疑いの確認が可能です
所見入力機能患者が入力した問診へ、医療機関側が追記する
機能です
ダッシュボード機能WEB問診を利用した回答から、症状だけでなく
来院のきっかけなど各種分析が可能です
問診のカスタマイズ質問や選択肢の文章、電子カルテへの記載テキ
スト、質問の出現条件などをカスタマイズでき
ます。医療機関独自の新規の質問なども、ご要
望に応じてサポートデスクにて対応。また、例
えば、診療科目ごとや専門外来、予防接種など
複数種類の問診票も設定できます
予防接種予診票・
同意書問診
患者サイン機能があり、予防接種やワクチンの予診
票、術前問診の同意書等にも利用できます
画像アップロード機能患者さんがスマホで撮影した写真をアップロー
ド可能。患部や保険証などを事前に確認できます
画像OCR機能撮影した画像からテキストを自動生成。患者さん
が持参した紹介状の手入力やスキャンの手間を
軽減
多言語問診対応日本語のほか、英語・中国語・韓国語・ポルトガ
ル語の標準問診を用意。患者側の問診入力画面は
各言語で表示され、問診回答結果は自動的に日本
語に変換されます
各種スコアテスト各種スコアテストの自動計算が可能。耳鼻科、婦人
科、心療内科など複数ご用意

メルプWEB問診:医師が開発し、現場に根ざして考えられた問診システム。全ての電子カルテに問診内容を送信

Q. 「メルプWEB問診」の特徴やポイントを3つ教えてください

・現役医師が自らプログラミングを組み、開発
・予約システムとの連携が可能、全ての電子カルテに問診を送信
・医院の管理画面で、いつでもリアルタイムに問診の項目を修正可能

吉永さん
(メルプ)
とくに、患者数が多く患者さんの診察前の待ち時間を減らしたいクリニックにおすすめだと思います。

これまで、たとえば紙の問診票からカルテに書き写す時間が1人につき1分30秒かかっていたとすると、「メルプWEB問診」では3秒に短縮できます
吉永さん
(メルプ)
約30分の1の時間に削減できるため、スタッフの負担も軽減できます。

Q. 利用者からはどのような意見・感想がありますか?

吉永さん
(メルプ)
まず、医師からは「自分たちでWEB問診を随時変更できる点が非常によかった」との声をいただいています。料金は非公開ですが、価格の安さから導入のハードルが下がっていると感じます。

他には、スタッフが問診業務にあたる時間が減ったことで、他の作業に時間をまわすことができ、診察時間が短縮。その結果、患者さんの待ち時間削減に繋がったとも聞いています。

また、口頭で問診を行うと、クリニックにいる他の人に聞かれてしまう可能性があります。

「メルプWEB問診」では、オンライン上で詳しく症状を聞けるので、他の患者さんがいる前での問診がなくなり、患者さんのプライバシー面についての不安が少なくなったとの声もございました。

患者さんからは

・チャット形式の問診なので、先生とやりとりをしている感じで自分の症状を伝えられたという安心感が生じた
・LINEのような反応のはやさが、用紙に書き込むより簡単だ

との反応のほか、

小児科に通う方からは「片手で抱っこしながら問診入力できるし、保育園からの呼び出し時にも、出先から先に入力しておけるので助かる」との声もいただいています。

クリニックに着いてから問診票を書いたり、熱を測ったりする作業がなくなり、体調が悪い患者さまや付き添いの方の負担軽減にもつながっています。

「メルプWEB問診」の機能(一部抜粋)

参考として、以下に「メルプWEB問診」の機能を掲載します。内容や詳細については、「メルプWEB問診」公式サイトにお問い合わせをしてみてください。

機能名概要
問診マーケット導入クリニックのうち、他のクリニック向けに
公開OKとおっしゃっていただいた医院の問診内
容を公開。現在100医院ほどを公開中です。導入
クリニックの問診を叩き台にして、自院向けにア
レンジして作成が可能
問診のカスタマイズ質問・回答はいつでもクリニック側で
自由に作成・修正可能
問診表示のカスタマイズ患者さんが回答した問診の表示方法を、文章表示
や箇条書きなど自由にカスタマイズ可能
問診集計作成した問診を自動で月次集計。画像・エクセ
ル・CSVで出力、印刷も可能です
ワクチン問診・同意書問診患者電子署名機能があり、予防接種問診や同意
書にも使えます
事前お知らせ配信患者さんの回答に応じて、必要な検査や処置を
事前にお知らせすることができます
緊急度表示患者さんの回答に応じて、緊急度を表示。緊急性
の高い患者さんを優先的に診察室に呼ぶことが
可能です
OCR機能紹介状やお薬手帳など、紙の書類をOCRで
スキャンして文字情報のみを電子カルテにワン
クリックで貼りつけることができます
多言語問診患者様は多言語対応したWEB問診を記入し医師
側には日本語で問診結果が表示されます。
英中韓スペイン・ポルトガル・ベトナム語対応
電話診察機能クレジット決済機能搭載の電話診察に対応して
います。電話診察用の問診に回答した場合、問診
終了後にクレジット情報を入力します

ユビーAI問診:患者さんに合った問診事項により業務を効率化。高齢者にも使いやすいデザイン設計

Q. 「ユビーAI問診」のポイントを3つ教えてください

・AIが患者さんの症状にあわせ問診を自動的に最適化、さらに問診結果を自動で「医師語」に変換
・スマートフォンを使用して来院前に問診ができるので滞在時間の削減に有効
・生活者向けサービス「AI受診相談ユビー」と連携した新患へのアプローチも

阿部さん
(ユビー)
ユビーAI問診は、「業務効率化を図りたい」「院内滞在時間を削減して患者満足度を高めたい」とお考えのクリニックにおすすめです。

当サービスを利用された医療機関さまのなかには、すでに

「外来問診にかかる時間を3分の1に削減できた」
「診察可能数が1.5倍になった」
「毎日の勤務時間を2時間削減できた」

といった事例も出ています。

また、AIが症状に応じ問診内容を最適化してお聞きするので、高いレベルの問診がいつでも誰でも取ることができるようになります。
    
適切な問診を取れるスタッフが退職してお困りの先生、問診業務をスタッフに習得させることが難しいとお考えの先生にもおすすめです。

Q. 料金を教えてください

阿部さん
(ユビー)
初期費用は0円、月額費用は20,000円となっています。

別途費用で、ほとんどの電子カルテと連携できますのでぜひお気軽にご相談いただければと思います。各メーカー様とのやりとりもサポートいたします。

なお、ライセンス費用は年額を一括払いでお願いしております。

Q. 利用者からはどのような意見・感想がありますか?

阿部さん
(ユビー)
おかげさまで、これまでに全国で1,200以上の医療機関さまに導入いただいているのですが、医師の皆さまからは

「問診にかかる時間が3分の1にまで削減できた」
「診察可能人数が1.5倍になった」
「問診にかかる時間が圧倒的に効率化できた」

という声を多数いただいております。

他にも患者さんの症状に合わせたカルテ記載情報が充実しているので監査対応にも有効といった声や、

「スタッフのスキルに依存せず質の高い問診が取得できる」
「参考病名を活用することで、問診の聞き漏らしを減らすことにも活用できる」

など、さまざまな活用によるメリットを多数お伝えいただいています。
    
患者さんからは、クリニックに来院される前の問診により、院内に滞在する時間が削減されて嬉しいという声を数多くいただいています。

また、症状に合わせて最適化された質問に答えていくだけなので、「言語化しづらい症状を的確に伝えられる」「口頭では答えづらい内容も回答しやすい」といった声もいただいております。

「ユビーAI問診」の機能(一部抜粋)

参考として、以下に「ユビーAI問診」の機能を掲載します。内容や詳細については「ユビーAI問診」公式サイトにお問い合わせをしてみてください。

機能名概要
AIによる問診最適化入力された主訴や症状に合わせてAIが問診事項
を自動的に最適化。
直観的なデザインは、銀行ATMやカラオケの
電子リモコンを参考に開発しており、ご高齢の
方でも迷わずサクサク答えることができます
問診結果の
医師語自動変換
問診結果は箇条書きではなく、先生がカルテに
記載する表現に自動的に変換されるため、
コピー&ペーストするだけでカルテ作成が完了。
目の前の患者さんにしっかりと向き合うことが
できます
参考病名リスト問診結果から、関連する病名を参考病名として
複数提示され、診察時の参考にすることが
可能です


診療Tips機能
参考病名に表示された病名の中から、ガイドラ
イン情報など診察時の参考情報が表示され、
診療に活用できます
COVID19
院内感染対策
問診結果に新型コロナウイルスの関連症状が
含まれていた場合にはアラートを表示。
ご案内場所や診察時間帯の変更などに役立て
ることができます
紹介状作成機能問診結果を自動的に要約し、紹介状本文を
自動生成。紹介状作成の時間が削減できます
お薬検索・お薬辞書
機能
お薬検索機能やOCR機能で取り込んだ薬剤の
詳細情報が表示されます

以上のように、3つのWEB問診システムについてご紹介しました。

診察に必要な業務を効率的に行い、患者さんにも心地よい診察につながるよう、この機会に問診に関する業務から見直してみてはいかがでしょうか。

その他クリニック向けWEB問診システムを紹介

ここからは「CLIUS クリニック開業マガジン」編集部が調べたクリニック向けのWEB問診システムをピックアップしていくつかご紹介します。WEB問診システムを選定する際には、ご参考にしてください。

なお、以下の情報は各サービスの公式HPなどの情報を元に掲載しております。詳しい内容等につきましては、各メーカーに直接お問い合わせください。


(文責:「CLIUS クリニック開業マガジン」編集部)


アポクル問診

病院口コミ検索サイトCalooなどを運営する、カルー株式会社が提供するWEB問診システム。月額料1万円から使用可能。同社が運営する予約システムアポクルとも連携できる。
問診作成や初期設定などの導入準備も同社が実施し、負担を軽減。

[メーカー]
カルー株式会社

[料金]
月額20,000円〜

[主な機能]
項目のフルカスタマイズ(ドリルダウン)
予約システムアポクルと連携可能
回答結果のCSV出力

[公式HP]
https://apokul.jp/monshin/


CLIUS(クリアス)-WEB問診機能

クラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)の基本機能に含まれている機能、WEB問診システム。

[メーカー]
株式会社Donuts

[料金]
0円
(CLIUSの基本月額料金でWEB問診機能を利用可能)

▶︎【無料】「1分でわかるクラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)」をダウンロードする

[主な機能]
自由項目の設定
問診内容送信後の、ページ遷移先の指定
画像や文書、動画を問診に添付
カルテと問診情報の紐づけ

▶︎ CLIUSのWEB問診機能の詳細ページを確認する

[公式HP]
https://clius.jp/

1日わずか500円で問診業務が圧倒的に楽に!日本サービス大賞 厚生労働大臣賞、審査員特別賞ダブル受賞

特徴

従来の紙問診では、医師は患者様からほぼイチから聴取してイチからカルテ記載する手間がありました。AI問診Ubieを活用すると一人あたり初診問診時間が1/3になり、年間約1,000時間の業務時間削減ができます。貴院サイトに来院前問診への導線を設置いただくことで、院内と同様、患者さんは自宅でもAI問診を利用できます。感染拡大防止への関心が高まる中、これにより「受診時の院内滞在時間減少」や「患者満足度向上」が期待できます。近隣にお住まいの患者さんが関連サービス「AI受診相談ユビー」をご利用されると、貴院に適した方々への受診提案ができます(ベータ版)。

機能

問診内容カスタマイズ

提供形態

WEBブラウザ

システム提携

電子カルテ 診療予約システム

対応端末

スマートフォン パソコン タブレット

診療科目

内科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、外科、呼吸器外科、心臓血管科、アレルギー科、
ウィーハブは、ホームページ制作とクリニックのWEB戦略をトータルで支援するサービスです。

特徴

■ ホームページの初期制作:貴院の手間を最小限に抑え、患者獲得につながるサイト制作を支援 ■ アクセス増加のためのサポート:新患になりうる、ホームページへの訪問者数を増やすためのサポートを実施 ■ 貴院サイトの育成:公開後のサイトを育てるために、定期的に内容を見直し、コンテンツを拡充しやすい環境をご提供

対応業務

デザイン作成 SEO対策 サーバー保守・管理 キャッチコピーコンテンツ作成

その他特徴

集患支援 実績多数 UI/UXに強い 地域密着型 ロゴ制作対応 セキュリティに強い

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、

谷口 愛

取材協力 株式会社メディアコンテンツファクトリー マーケティング本部 | 谷口 愛

元ホテルマン。株式会社メディアコンテンツファクトリー(以下、MCF)に入社後、接客のスキルを生かし女性初の営業としてトップセールスに。出産・育休を経て、営業視点を生かしながらMCFのマーケティング/インサイドセールスに従事。医療経営士3級。


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吉永 和貴

取材協力 株式会社flixy 代表取締役 | 吉永 和貴

医学部生時代に医療情報配信のサービス開発をきっかけにプログラミングならびにデータ解析にはまる。慶應義塾大学医学部卒業後、東京ベイ・浦安市川医療センターで初期研修を終了し、2016年9月に株式会社フリクシーを創業。国立国際医療研究センター総合内科勤務。


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阿部 吉倫

取材協力 Ubie株式会社 共同代表取締役・医師 | 阿部 吉倫

2015年東京大学医学部医学科卒。東京大学医学部付属病院、東京都健康長寿医療センターで初期研修を修了。2017年5月にUbie株式会社を共同創業、医療の働き方改革を実現すべく、全国の医療機関向けにAIを使った問診システムの提供を始める。2019年12月より日本救急医学会救急AI研究活性化特別委員会委員。2020年 Forbes 30 Under 30 Asia Healthcare & Science部門選出。


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執筆 CLIUS(クリアス )

クラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)を2018年より提供。
機器連携、検体検査連携はクラウド型電子カルテでトップクラス。最小限のコスト(初期費用0円〜)で効率的なカルテ運用・診療の実現を目指している。


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